中古のコンテナハウスでも建築確認申請は通せるんです。

海上コンテナ(ISOコンテナ)が違法だなんて、誰が言ってるんですか?  建築基準法では、海上コンテナやトラックコンテナを“建物や店舗の材料として使用する”ことを「想定していない」だけなんです。 「想定していない」ことが即刻違法であるということにはなりません。  このブログは、Web上に散らばっている数々のQ&Aに、『C-BOXならこう答える』という想定問答集です。

2010年11月

番外その2:違法なコンテナ倉庫はどうして撤去されないのか?(関係法令等の確認)

人気ブログランキングへ
「コンテナハウス」で検索をすると、安全性に問題がありそうなコンテナ倉庫(レンタル倉庫やトランクルーム)についての話題も検索結果に上がってきます。

 中には、
「違法で危険なものをどうして放っておくんだ?行政は何をやっているんだ?死人やけが人が出なければ動かないのか?」
 と強い口調で声高々に叫ばれている方もいらっしゃる。

 では、どうしてなかなか改善されないのか、少し考えてみましょう。まずは、事実関係の確認から。

 土地や建物などを物品の保管場所として他人に貸し出す場合、倉庫業者としての登録が必要です。

 倉庫業法(昭和31年6月1日、法律第121号)により倉庫業の定義が定められていて、倉庫業者としての登録を受けるためには「倉庫の種類毎に定められた施設・設備基準」を満たした上で、事業を適切に管理運営するための「倉庫管理主任者」を選任し、その任にあたらせることが義務づけられています。

 倉庫業で要求される「施設・設備基準」については、下記リンク先のページが分かりやすくまとめられていますのでご参照ください。

1類倉庫・2類倉庫・3類倉庫の施設設備基準の概要行政書士岡戸事務所

 詳細はリンク先をご覧いただくとして、海上コンテナ(ISOコンテナ)等を空き地に重ねただけの貸倉庫やレンタルトランクルームでは、倉庫業としての登録を受けることができません。したがって、コンテナ製貸倉庫のほとんでは違法であり、いわゆるモグリ営業という事になります。

 このような点について、コンテナハウスのC-BOXとしても「コンテナ倉庫業者への弁護」などをするつもりは一切ありません。

 しかしですよ?

 ただひたすらに「違法だ!違法だ!」と騒ぎ続けていても、事態が改善の方向に向かう事は恐らくないでしょう。

 どうしてでしょうか?

 続きは、次回とさせていただきます。

人気ブログランキングへ

番外:コンテナハウスと建築確認申請と構造計算書について。

人気ブログランキングへ

 多少なりとも建築に携わっているのであれば、ご存じないはずはないでしょう。

 建築確認申請の際に構造計算書の提出が免除されている場合があります。

 具体的にいえば、建築基準法第6条に定められている「4号建築物」です。例えば、『木造2階建てで延べ面積が500m²以下のもの』などはこれに当てはまります。

 4号というからには1号~3号もあるわけで、概略は下記のとおりです。

1号建築物:
  特殊建築物(建築基準法別表第1(い)欄の用途のもの)かつ 床面積>100m²
2号建築物:
  木造かつ 階数≧3 延面積>500m² H>13m 軒H>9m のどれかにあてはまるもの
3号建築物:
  木造以外かつ 階数≧2 延面積>200m² のどれかにあてはまるもの
 4合建築物は、上記の規定に該当しないものとなり、木造の他に「鉄筋コンクリートや鉄骨構造で平家の200㎡以下の建築物」も含まれます。ときどき話題に出される『平屋のコンテナハウス』はここに入ります。

 ちなみに1号~3号までの各種建築物は、全国どこに建てる場合でも用途や構造や規模により確認申請が必要になります。「都市計画区域等内では、1号~3号に該当しないその他の建築物(4号建築物)も確認申請を受けなさい。」という規定です。

 ところで、この4号建築物にはある特例が設定されています。建築基準法第6条の3に規定されるもので、概略としては

「“認定を受けた工法や材料で建築された建築物”と“4号建築物で、建築士の設計したもの”については確認申請の審査を簡略化して構わない」
 という規定です。「骨組の設計に要する構造計算書を省略して建築確認申請できる」のです。

 まとめてみましょうか?

 「建築士が設計」して、「平屋」で、かつ「延面積200m²以内」であれば、海上コンテナ(ISOコンテナ)だろうがトラックコンテナだろうが『建築確認は申請できるし、通すこともできる』のです。
 もちろん、「建築士が描いた設計図」のとおりに施工されていれば、中間検査も竣工検査も通ります。

 決して、

  • 実は竣工検査を受けていないとか、
  • 行政の担当者が「平屋程度なのでま、いいか」という事にしてしまったなどのいい加減な措置とか、
  • 間違い
 などという例ばかりではありません。そのような例が無いとは言いませんがね?

 ところで、構造計算書の提出は省略することはできても、構造計算そのものを省略してよいわけではありません。建築士は建築基準法の構造規定に適合する建築物を設計しなければなりません。現状では、建築士自身のモラルに任されているとも言えます。

 構造解析用のアプリケーションに掛けるだけが能ではありません。どのようにして構造強度を確保するかは建築士の頭の働かせどころであり、それをどう実現するかは職人の腕の見せどころでありましょう。

人気ブログランキングへ コンテナハウスのC-BOX

コンテナハウスやトレーラーハウスにも固定資産税がかかります。

人気ブログランキングへ
Q:コンテナハウスやトレーラーハウスは固定資産税はかかりますか?

コンテナハウスやトレーラーハウスは固定資産税はかかりますか?

家は固定資産税がかかると思うのですが、
コンテナハウスやトレーラーハウスは動かせる?ので固定資産税はかからないのでしょうか?
また、自分で立てるような小屋は税金はかかりますか?

教えてください。お願いします。

A:国土交通省の方針に厳密に従うなら、トレーラーハウスだろうがコンテナハウスだろうが、基礎工事を行って地面に定着させなければなりません。

参考:建築物の定義について質問です。コンテナを地面に置いたら建築物ですか?

 要は、「屋内的用途(人が出入りする)で継続的(1年以上)使うのであれば、建築物として適合できるようにしなさい」ということです。仮設であればよいのかと言うと、厳密に言うならこれもそうではありません。「仮設の場合は用途と期間を申請せよ」と来ます。

「地震や台風でひっくり返るのは自己責任だからいいじゃないか!」

 とおもうでしょうが、とにかく国土交通省の方針はそういう事です。国土交通省がここの物件について直接摘発をしたり改善・撤去命令を出すわけではありませんから、現在建築確認申請を通さず、不動産登記をしていないコンテナハウスやトレーラーハウスは、すべて違法物件という事になります。

 感覚からすれば、「車検切れの自動車を乗り回している」のと大差がありません。

 実際は都道府県ごと市町村ごとに対応に差があって、私有地であれば大目に見ているところもあれば手隙の職員が摘発に巡回しているところもあります。

 あなたがお住まいの地域はどんなところでしょうか?一度問い合わせをしてみられることをお勧めします。

 半年程度の仮設の予定が、4年近くも仮設のまま営業していた物件も知っていますが、おそらくお目こぼしされていただけなのでしょう。

 地震や台風でひっくり返るのが自己責任なら、摘発を受けるのも自己責任になりますね?

 コンテナハウスやトレーラーハウスに限らず、建築確認申請が必要ない可能性があるのは“コンテナの税務上の扱いについては注意が必要です。”で記載した要件に当てはまる場合くらいのものです。

 ちなみに、「自分手立てるような小屋」も立派な建築物で、通常は不動産登記の対象です。

人気ブログランキングへ

自宅の敷地にコンテナハウスを設置し住むことは可能ですか?

人気ブログランキングへ
Q:自宅の敷地にコンテナハウスを設置し住むことは可能ですか?

A:自宅の敷地という事ですので、「既に適法な建築物のある敷地内への増築」という事になります。

 コンテナハウスの設置スペースが確保できて、ご自宅まで大型トラックが侵入可能で、ユニッククレーンでの荷おろしが可能であれば、コンテナハウスを設置して住むことは可能です。

 お住まいの住所が防火地域や準防火地域の範囲内でなければ、床面積10?以下であれば建築確認申請は不要な場合があります。

 ですがそこへ住むという事になれば、国土交通省の方針では「人が出入りする物は全て建築物でなければならない」という事ですので、基礎を設置して地面に定着させることが求められ、不動産登記を行い固定資産税を支払う事が求められます。下記の過去記事をご参照ください。

人気ブログランキングへ

母屋はコンテナ、水回り(台所、トイレ、風呂)を離れにしたら安くなりませんか?

人気ブログランキングへ
Q:一人暮らしなので、母屋はコンテナを使用する予定です。

家を建てる場合、水回り(台所、トイレ、風呂)を離れにしたら、母屋の費用は安くなりませんか?
A:「更地で新築をする」という仮定でお話ししましょう。

 新築であったとしても、水回り(台所、トイレ、風呂)なしの単なる“部屋”だけの建物を作ることは可能です。建築確認申請や不動産登記も通せます。当然、母屋にかかる費用は安く上げることはできます。

 後日、水回り(台所、トイレ、風呂)を増築することも可能です。その際、10?以下に収めることができれば建築確認申請は不要な場合もあります。

 コンテナハウスと一般の木造住宅やプレハブのどちらが安く上げられるかは、どんな作りにするかによるのでご希望されるイメージで見積もりを取ってみなければ正確なことは言えません。

 不便さを承知の上でなら、そのような住宅も十分ありだと思いますよ?

人気ブログランキングへ
プロフィール

container_box

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ